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宇宙船から

 外に目をやって、無数の輝く天体をちりばめた黒い宇宙空間をながめたとき、私は荘厳さに打たれた。しかしそれは私を拒絶する冷たい世界だった。

 眼下には、暖かく迎えてくれる地球がある。あの薄くて、動く、そして、信じられないほどもろい生物圏のなかにこそ、人間にとってたいせつなすべてのもの、人間のドラマのすべてがある。
 そこにこそ、生命があり、そこにこそ、あらゆる善きものが存在する。

大宮 溥、小塩 トシ子、関 正勝、深田 未来生、編 : 「きょうを生きる言葉一日一篇」 : 日本基督教団出版局