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幾千万の母たちの
幾千万のむすこらが、
たがいに恐れ、憎みあい、
ただわけもなく 殺しあう、
戦いの真昼、
太陽もなまぐさく。

風吹きぬける焼け跡に、
幾千万の母たちは、
帰らぬ子らの足音を
いつもむなしく 待っていた。
戦いの日暮、
まっかな陽が沈む。

むなしく裂けた天の下、
焼けてただれた樫の木が、
それでも青い芽をふいて、
神のめぐみを あかしした、
戦いはとだえ、
夜明けは近づいた。

幾千万の母と子の
こころに合わせいまいのる。
自分の中の敵だけを
おそれるものと なるように、
戦いよ、終われ、
太陽もよみがえれ。

日本基督教団出版局 : 「賛美歌21」より 372番